「食べてはいけないもの」を自分で決めつけていた
昨日の晩ごはんに、中華料理屋さんに行った。
昨日から滞在しているADDressの習志野拠点の皆さんに、近くのお店に連れて行ってもらったのだ。
「お肉は食べられるけど苦手」
ということを簡単に伝えて、チェーシューなんかのお肉の塊は避け、麻婆豆腐なんかのひき肉は気にせず食べる。
美味しく食べられたし、楽しい食事の席だった。
でも、少し前の私だったらこんな風に、”誰かと気軽に行くごはん”を楽しむことが出来なかっただろう。
私は普段の食事で、お肉を控えるようにしている。
お肉だけじゃなくて、魚や卵や乳製品といった動物性のたんぱく質全般は、普段の食事で極力摂らないようにしているのだ。
今年のはじめに大きく体調を崩して、病院で検査もしたけれど原因が分からず、本やネットで調べていくうちに行きついたのが「マクロビオティック」という食事法。
動物性のものを摂らずに、玄米と野菜中心の食生活を送る。
食べるものを変えて、体調はみるみるうちに良くなった。
オーガニック野菜の美味しさに目覚め、あまり好き好んで食べなかった野菜が大好きになった。
東京にはヴィーガン(動物性のものを食べない・使用しないという考え方)のレストランがたくさんあって、肉を使わなくてもハンバーガーやからあげが作れることも知ったし、卵や牛乳を使わなくてもチーズケーキが作れることも知った。
更にYoutubeを開けばたくさんのレシピも載っているから、私も真似して自分で作ってみたりした。
ということで「肉を食べたい」と思うこともなく野菜中心の食生活を楽しんでいたのだ。
だけどそれがいつの間にか「肉を食べるのは悪いことだ」という意識にすり替わっていた。
肉を食べると、身体がおかしくなる。
肉を食べると、自分が自分じゃなくなる。
たった数カ月抜いていただけなのに、無意識のうちにそんなところまで考えが行きついていたように思う。
自分の身体に合う・合わないはあるけれど、「食べてはいけない」と禁止されるほどのものなんて本当は無いんじゃないか。
だって、つい半年前までは普通に食べていたじゃないか。
そんなことに気が付いてからは、普段の食事では肉を控えて、例えば誰かと外食に行く時なんかは気軽に楽しめるように適度に食べる、という風なスタイルに変えている。
実際、お肉を食べた時は急激に眠くなったり翌日頭が痛くなったりする。
一度抜いてみたからこそ分かるのだけど、それだけ消化に負担をかけているのだ。
でもこれは私の場合であって、みんなに当てはまるものじゃない。
人によってはお肉を積極的に食べないと調子を崩す人もいるだろう。
「健康に良い物」「これさえ食べておけば大丈夫」なんていう食品は存在しない。
ひとりひとりが、自分の身体に合った食べ物を見つけていくことが大事なのだ。
と私は思うのである。