おひまでなにより。

暇すぎて、忙しい人生にしたい

清掃のバイトの話

私は平日の朝、清掃のアルバイトをしているのですが、これも今月いっぱいで終わりになります。

つまりあと2週間。

 

正直言うと、この仕事はあまり好きになれませんでした。

やっぱり一番大きいのは体力的な問題。

とくに低血糖の症状が出るようになってからは本当に身体がしんどくて、軽いトラウマのようになっています。笑

 

清掃というと「掃除のおばちゃん」がやるものってイメージが強いと思います。

実際私の職場もほとんどがおばあちゃんやおじいちゃんばかりです。若いのは私だけ。

自分で決めて始めた仕事だけど、こんな仕事をしている自分を、正直プライドが許さない部分もありました。

 

それでも、こうして一区切りつくというところまで続けることができたんです。

 

最初は「この経験をバネにして、ビッグな人間になってやる」と思っていました。

今を時めく大スターや歴史に名を刻んできた名優たちにも、泥水を啜るような下積み時代があったとはよく聞きますが、そんな「下積み経験」を自分に課すようなイメージでした。

 

でも低血糖症になって、手を差し伸べてくれる人が周りにいるということが分かって、そんな無駄な意気込みは不要だということに気が付きました。

 

それまでは、こんな仕事をしている自分が好きになれなかったから、同じ会社の人たちにもあまり心を開いてませんでした。

最低限の挨拶程度で会話も少なく、おまけに仕事も楽しくなかったので、私にとって職場は「ただ憂鬱なだけの場所」でした。

 

でも、そんな風に閉ざしていた私を、周りのスタッフは嫌な顔一つせずサポートしてくれましたし、心配もしてくれました。

 

それに、私は体調が悪くても自分一人で仕事をやり切れるほど強い人間ではありませんでした。

 

どんなに虚勢を張っていても、身体がしんどければ音を上げてしまう。

その程度だったのです。

 

でも、そのことに気が付けて良かったと思っています。

 

自分の器を知ることができたし、自分にできないことに関しては、他者の手を借りて良い。そんな学びを得た気がします。

 

最近は他のスタッフとの会話も気軽に楽しめるようになりました。

仕事自体はあまり好きじゃないけど、職場で過ごすこと自体は楽しくなりました。

残された2週間、自分にできる範囲で精いっぱい頑張ろうと思っています。

 

noteの方にもう少し長ったらしく書いておりますので、もし良かったら覗いてみてください。

https://note.com/h_misaki/n/n54b54473a18b