心の中にある、自分だけの世界
ちょっとフワッとした話。
私には、自分の心の中にずっとある大切にしたい世界がある。
その世界で感じた、あったかいような、切ないような、なんとも言えない感情を表現したくて、私は踊ったり歌ったり文章を書いたり、色々な表現活動をしているのだ。
踊ることも歌うことも大好きだ。
だけど、「踊ること」「歌うこと」「書くこと」それ自体が生きる目的ではない気がする。何をしていても、自分の人生の軸は「心の中の世界」だ。
「心の中の世界」には、日常生活の中でふとした瞬間にアクセスすることができる。
だいたいが散歩してる時だけど、スーパーで買い物している時とか、
知らない街の風景に溶け込む夕焼けのオレンジ色を感じた時、夜中の真っ暗な道をお気に入りの音楽を聴きながら歩いている時などだ。
大学では演劇サークルに入っていたのだけど、そこでの先輩も同じようなことを言っていた。
「心の中でずっと見ている風景があって、その世界をお芝居にしたい」
「この人も同じなんだ」と思った。
この先輩だけでなく、みんなみんな誰だって、心の中に自分だけの世界を持ってるのかも知れない。
私が「心の中の世界」と繋がっている時、何か具体的な風景を見ている訳ではない。
ただ「そこにいる時の感覚」に包まれる。
いくらどっぷりとネガティブの中に使っていたとしても、その世界のことを思えば自分が何のために生きているのかを思い出すことができる。
生きている限り、ずっとこの感覚を大切にしていきたい。
#自分の人生を生きる