おひまでなにより。

暇すぎて、忙しい人生にしたい

強すぎる梅干しと、がらんとした街

3月28日 土曜日
 
5時半に目が覚める。
 
つけっぱなしにしていた間接照明が眩しい。
昨日の夜は、風呂にも入らずに寝落ちしてしまった。
 
最悪だ。と思いつつもなかなかベッドから起き上がれず、ダラダラとスマホを眺めていたら8時になった。
 
粗大ごみ回収の申し込みをしていたので、捨てるものをアパートの前に置きに行く。
 
捨てるのは電子レンジ。
ここ2カ月くらいは何かを温めるのに蒸し器や鍋を使っていたので、手放すことにした。
 
冷蔵庫の上に置いていた電子レンジがなくなると、キッチンの圧迫感がとたんに減った。
 
少しすっきりした気分でシャワーを浴びる。
 
外出自粛要請が出ているが、今日はバイトの日。
 
身支度をして、ご飯を炊いて、梅干しのおにぎりを作って。
そうこうしているうちに出かける時間になってしまった。
 
ちなみにごはんはフライパンで炊いてみた。
「脱電子レンジ」の次は「脱炊飯器」に挑戦してみたいのだけど、鍋を持っていない。(買わねば。)
という訳で、とりあえず手持ちの中から一番使えそうなものを出してみたが、芯の残ったぼそぼそとしたごはんが出来上がってしまった。
 
炊きあがりの不出来は、咀嚼で補うしかない。
いつもより更に小さい一口を100回ずつ噛むようにしたものの、なんとなく胃腸の動きがぎこちない感じがする。
消化に悪いこと間違いなしだ。明日は炊飯器を使おう。
 
 
家を出る。
春の陽気がとても気持ちいい。
公園で遊ぶ子どもや散歩に出る人々など、最寄り駅周辺の人通りはそこそこあった。
 
ただ、電車の中はさすがに人が少なかった。
 
そして乗り換えの新宿駅も、見たことないくらい閑散としていた。
土日なんてまっすぐ歩くのが難しいくらいの人込みなのに、こうしてみると「非常事態」を改めて実感させられる。
 
店にやってくるお客さんもの数もいつもの3分の2程度、といったところだった。
でも思ったよりはたくさん来た。
 
常連さんはいつもと同じ時間に来て、いつもと同じものを頼んでいく。
多分それがこの人たちの習慣になってしまっているから、ウィルスが飛ぼうと台風が来ようと、その習慣は簡単には破られないんだろうな。
 
仕事に入る前には、予約した本を受け取りに図書館に寄った。
こちらもサービス内容が大幅に縮小されていて、受け取りと返却のみ。
カウンターだけ照明がつけられた薄暗い館内に、いつもは忙しく動きまわっている司書さんたちが物々しい表情で立ちすくんでいた。まるで葬儀会場だ。
少し気が滅入る。
 
お昼ごはん兼おやつに持っていった梅干しのおにぎりがしょっぱ過ぎたせいか、夕方になって少しフラつくようになってしまった。
 
梅干しがどのくらいしょっぱいかというと、塩分濃度は22%。売ってる梅干しはだいたい8%とかが多いからだいぶ狂った数値だと思うけど、添加物の入ってない塩だけで漬けてあったもので、しかも大粒で凄く美味しそうだったので買ってみた。
 これからはちょっとずつ食べよう。
 
梅干しは陽性の食品だけど、ここまでしょっぱいともはや「極陽」なのかもしれない。
陰だろうと陽だろうと「極」なものはフラつきを起こす、というのが最近体感している所だ。特に今は食事を変えはじめたばかり(1ヵ月ほど)だから、身体の状態も安定しにくいのかも知れない。なんと言ったってこの前は
砂糖入りのお菓子はもちろん、白米を食べただけでフラフラしてしまったのだ…
 
まあ一番大事なのは理論じゃなくて、自分の身体に合った食べ方をすること。
 
そのためには自分の身体で色々実験してみるしかない。