おひまでなにより。

暇すぎて、忙しい人生にしたい

人生とは、自分の扱い方を覚えていくことなんじゃないかなぁ

昨日、ひとつ発見したことがある。

 

自分は一日中家にこもってはいられない人間だってことだ。

 

外出の予定が無い日を迎えると「よっしゃ!今日は1日こもってガッツリ作業するぞ!」なんてはりきっちゃうけど、これがまあ、うまいこといかない。

気がつけば、かれこれ2時間くらいYouTubeを観ている自分がいる。

 

「これじゃいかん」と思いながらも、なかなか腰を椅子から引き離すことができない。そのうち「パンが食べたいなぁ」などとどうでも良い欲求が湧いてきて、そうなって初めて腰を上げようという気になり、ウマそうなパンを探しに街を彷徨いに行く。

本能の赴くままにしか動くことのできない動物、それが私。(ここは本当は「野生動物」と書きたいところだけど、野生と言うには憚られる程度に社会的な生活を送ってしまっている。社会派動物はヘンに美味しいものなんかも知ってしまっているからお金もかかって野生動物よりもタチが悪い。)

 

まぁそんなこんなで思い切って外に出てみると、あらびっくり。

パンを欲していた自分もどこへやら。

少し歩いただけで、思いの他気分がスッキリするのだ。

 

とはいえ、一度頭に浮かんでしまった自分がパンを食べるという映像。

そのまま律儀に叶えてやらないと、せっかくこの引きこもりめを外へ導いてくれたパン伝道師にも申し訳が立たない。

 

ということで、大人しくパンを食べる。おいしい。

すると今度は「カレーライスを食べよ」と天からのお達しが届く。

 

食べすぎなんじゃないかな…という声がよぎりつつも、天命を果たすべくカレーの売っているカフェに入り、無心になってカレーライスを口に運ぶ。

 

食べ終えて、さすがにお腹いっぱいになったけれど「まだ何か食べたいぞよ」と心の中でこだまする声を無視する訳にはいかない。

近くにあったスーパーをうろつきにうろつき、塩せんべいとオレンジジュースを購入する。

 

そうこうしているうちに、気がつけば夕方になっていた。

確か家を出たのは昼過ぎだったはず。

なんと、神だか己の腹だかよく分からないが、何者かの声に従うままに食い散らかしていたら、いつの間にか3時間以上経っていた。

さすがに戦慄した。

 

しかし、この感覚には覚えがあった。

私は一度食べ始めると止まらなくなってしまう。お腹いっぱいになろうが、ならなかろうが、目の前の食べ物をひと通り食べ尽くすまで物を口に運ぶことをやめられなくなるのだ。

満月を見た狼人間が人間から獣に変身してしまうようなもので、ひとたび何かを口に運ぶととたんに「食欲おばけ」に変化してしまうのだ。

はっと我に帰ると、何時間も経っていることなんてザラだ。

 

いっそのこと、丸一日何も食べない方がまだ楽なのかも知れない。

「最初のひとくち」さえなければ、バカ食いに至ることは無いからだ。

 

そんなこんなで、午後の時間を棒に振ってしまった私はいよいよ焦り、いい加減なんとかすべく次の作戦を考えた。

 

一、ひとつの作業に連続して取り組むのは40分までとし、頭が働かなくなって無為な時間を過ごすことを防ぐ。

一、作業の合間に散歩に出る

一、食後は散歩に出る

 

これで「気が付いたらYoutubeみている問題」と「食欲おばけ問題」は解決できるはずだ。

ただ、二番目の「作業の合間に散歩に出る」は、習慣化するのが大変そう。

特にこれから寒くなるし…一回一回上着を着るのも面倒だし…

 

ちょっとした気がかりはありつつも、いっちょやってみることにしよう。

症状に改善の兆しが見られないのであれば、また何か考えれば良いや。

もっと自分が楽に生きられる方法を追求していくのだ。

 

どこの自己啓発本を探したって、こんなしょうもない悩みに解決法を示してくれるような、そこまで目線を下げたシロモノはないだろう。

 

だから自分でやるしかないのさ。

ちっぽけな頭をフルに使って、ちょっとでもおおくの楽しさを追い求めていくのだ。