心のソーシャルディスタンス
飲食店のテーブルの仕切り、レジのビニールシート、外に出てみると1年前には考えられなかったような光景を当たり前のように目の当たりにするようになった。
ソーシャルディスタンス、外出自粛、今までのように会いたい人にも簡単には会いにいけない、そんな環境になって、これからはもっともっと
「人と距離を置くこと」が当たり前の世の中に変化していくんだろう。
ぼっちで友達も少ない自分だけども、なんだか心の距離まで離れていってしまいそうでそのことに多少の寂しさを感じていた部分がある。
でもこの前ふと思った。
これからは、今までみたいに他人の目を気にすることは無いんだよ。
みんなみんな誰しもが「他の人がどう思うか」じゃなくて「自分がどう思うか」で生きて行けば良いんだよ。
そんな風にも取れるんじゃないかな。
これまでが異常に近すぎたのかも知れない。
何の悪気もなく、むしろ相手のことを思いやりながら
本来なら踏み込むべきじゃない領域まで踏み込んでアドバイスしたり時には批判したりしてしまっていたのかも知れない。
一線を引く、ということは遠ざかるということじゃなくて、相手を尊重することに繋がるんじゃないかな。
アクリル板で仕切られたテーブルの片隅で坦々麺をすすりながら、そんなことをふと考えた。